★2019ヴィンテージ情報
2019 年は、暑い年特有のリッチな果実味、凝縮感、高いアルコール分、豊かなタンニンを特徴とするヴィンテージで、左岸では 2018 年よりも骨格の良い 2016 年に近いスタイル、右岸はリッチで豊潤な2018 年に近いスタイルに仕上がり、前年より酸は若干高めです。この年はブドウの発芽が早く、4~6 月にかけて散発的な雨を伴う冷涼な気候が続き、6 月初旬にややまばらな開花を迎えましたが、6 月中旬から一変して結実に理想的な乾燥した暑い夏を迎えました。7 月は時折嵐を伴いながらも、概ね乾燥した晴天が続き、8~9 月にかけてはブドウの熟成と収穫に理想的な暑く乾燥した気候に恵まれました。6~10 月までの気温は、例年平均よりも高く、9 月 20 日以降の雨でカベルネ・ソーヴィニヨンの熟成期間が長引いたためアルコール分が下がり、カベルネにとっては特に出来の良い年となりました。分厚い果皮と色味成分が発達したメルロも、豊かな果実味とタンニン、高い酸とアルコール分を併せ持つ優れたヴィンテージとなりました。(デキャンタ・ヴィンテージ・レポートより)
★ジェームズ・サックリン93点:「ダークチェリーやブラックベリー、ダークプラム、チョコレート、スギ、セージ、焦げた樹皮のアロマが香る。上質で豊かなタンニンを持つフルボディ。リッチな味わいで、ベルベットのような滑らかさと程よい力強さがあり、濃厚な黒果実の風味が広がる。心地よい後味が印象的。」 ≪飲み頃:2026 年-|2022/2/20 掲載≫
★ワインスペクテーター87 点:「プラムやブラックベリー・コンポートの風味にローストしたバニラとタバコのニュアンスが豊かに香り、このヴィンテージの特徴であるしっかりとしたタンニンで締めくくられる。」≪飲み頃:2022 年-2024 年|2022 掲載≫